母の時間 プログラム(期間限定掲載)

新人H「ソケリッサ!!!」路上ダンス “母の時間”

私達の路上ダンスへお越しいただき、ありがとうございます。

ソケリッサとは・・

私達は新人Hという集団名でダンスを主体とした活動を行なっています。 メンバーはホームレス生活者、若しくは元ホームレス生活をしていた者で構成され 路上で寝ている人達の表現を見たい、一緒に舞台に立てば、自分がどのように 表現をすれば良いか・・という、私の興味から企画は始まりました。

ソケリッサは「それ行け。前へ進む。」という意味合いの造語です。 ビッグイシューの協力を得、2005年より始めたこの企画は、 すでに2度の舞台公演を行い現在に至りますが、当初はメンバー集めから 時間を要し、路上で積み重ねた肉体の状況その日の生活を優先にしなくては ならないなど、なかなか手強い日々は変わりませんが、興味は尽きることもなく 続いています。

そのソケリッサにはリアリティがありました、 私たちの関係は単純に踊りを通して始まります。

興味がわかなければ何も進まず終りです。 (もちろん前からいるメンバーは練習以外の交流も増えましたが) 生活状況でのトラブル、又単に練習がいやになることなどで、 何も言わずいなくなってしまう事もあります。

そして表現ですが、振付はそれぞれ自身の内面から湧き出た動きを 元に形にしています。自分のうちにあるものを皆、 結構ちゅうちょ無く外に出すことが出来るのには驚きました。

もしかすれば、みなさんの思い描く一般的なダンスの動きと かけ離れているかもしれませんが、それらはそれぞれ出演者の骨格に 純粋に染み出る踊りであります。只今のリアリティだと思います。

もちろん私達は肉体表現の始まりの一歩を踏み出したに過ぎませんが。 少しでも、観た方の力になるような踊りができればうれしく思います。

踊りという芸術でつながり、メンバーとの関係が続いている事は、 とても素晴らしくありがたいことです。

おじさん達にはとても感謝をしています。

母の時間

森で踊っていると、夏から秋になるのがよく判りました。 日が暮れるにつれ風の温度が変わり、植物の匂いが湿り気をおび強くなり、 生き物の鳴き声に変化がでます。そこには森の時間があります。

この星の持つ大自然本来の時間を想像しています。 そこに立ち、たいくつするまもなく、生き残るために歩き回ることを想像します。 いろんなことがたくさんおこりますが、すごすぎて書けません。 不器用ですがそれなりに進めます。

そして目を開けると、結構なまぶしさで再び目を閉じます。ゆっくりと眠ります。 星はそんな様子をしとやかに見ているのでしょう

母の時間 歌

ふわふわ ふわり ぷわぷわぷわわ

ぷらぷら ゆらり ゆらりるれ

浪々に ランプの影 ゆらぐ草葉を

ヨレホレとね 垣間見る 母の時間

ふわふわ ふわり ぷわぷわぷわわ

ぷらぷら ゆらり ゆらりるれ

しんしんと 響かせる 震えるうたは

ヨレホレとね 酒盛りする 母の時間

ふわふわ ふわり ぷわぷわぷわわ

ぷらぷら ゆらり ゆらりるれ

朗々と 笑い声 そらごとの灯を

ヨレホレとね 目を細める 母の時間

(アオキ 作)

新人H 今回の出演者

問い

  1. いつからソケリッサで踊っているか
  2. ソケリッサとは
  3. 変わったこと
  4. なぜ踊るのか

富永恭弘 辰年

  1. 三年前から踊りをしています。
  2. 生きがい、と
  3. 楽しみで練習し、皆さんに希望と 自分もお客様と会話ができるように なり よい方向に向かっていると思う。
  4. 自分の楽しみとして

長嶋昭治 申年

  1. 三年前
  2. ダンスのキゲキ
  3. 人のわができた
  4. 健康のため

越澤保幸 丑年

  1. 3年前から
  2. 自分の感性をみがく表現をすること
  3. おきゃくさんとふれあいができた
  4. 人に感動を与えたいから

横内真人 寅年

  1. 2009年3月くらい
  2. 生きる“糧です”
  3. 頭とカラダ フル稼働するようになりました。
  4. そこにアオキ先生がいらっしゃったから です。

佐々木義勝 丑年

  1. 年明け
  2. 人生のバロメーター
  3. 体が柔らかくな った
  4. 運動不足のため

今回協力をかってでていただいた楽器演奏の渡邉樹菜さん、竜馬さん、スタッフの皆様、支援者の方、皆さんに深く感謝申し上げます。

次回 ソケリッサ!のお知らせ

  • 2010年1月24日(日) 15:00開演/終演18:30 多治見市文化会館 大ホール
  • 【料金】全自由席 一般   2,000円
  • こちらにて、20分ほどの作品を上演いたします。
    http://www.tajimi-bunka.or.jp/bunka/index.html
  • 【お問合せ】多治見市文化会館(8:30-21:00 火曜休館) TEL 0572-23-2600

お願い

たくさんの方に知っていただくことが、次回公演につながります。 知り合いの方への告知、ご支援、ご協力、心よりお願い申し上げます。

又、舞台公演だけでなく、様々な場所、様々な方とごコラボレーションしてみたいと思っています。足場が狭くても、田畑でも、オフィスでも、学校でも踊ります。ご相談ください。

皆様のお誘い、お待ちしています。

マンスリー会員・カード振込のご寄付案内

ソケリッサグッズ販売サイト: SOKEBUTUソケぶつ