寿町

先週の金曜は、練習を休み横浜の寿町へ行ってきました。次の企画は寿町にある幼稚園で、来年頭に子供達へ向けたパフォーマンスを行なおうと思っています。その下見、打ち合わせも兼ねてメンバーの横内さんと行きました。

その日は寿灯祭が催されていました。(寿灯祭は2010年にはじまった寿町の地域住人と寿で活動するアーティストが共につくりあげる、あかりのお祭りです。東日本大震災の被災地である岩手・釜石で「ありがとう」の気持ちを込めて制作された竹とうろうが設置されていました。)少し天候が悪く、祭りに集まった住民の皆さんの姿は多くはありませんでしたが、音楽に合わせお酒を片手にふらり踊りだす人もいて、ならではの空間が広がっていました。

寿町は一泊2千円超える程度のいわゆる安宿街で、生活保護受給者や、住民登録をしていない人が多く住み込んでいます。現在その寿町をアートによって活性化、イメージアップを目指す寿オルタナティブネットワークの協力の下、幼稚園パフォーマンス実現へと向かっています。当初はソケリッサ!のごとく住民の有志を集め作品制作など考えましたが、大きく末来を見据え、住民の子供達が踊ることにより、躍動する街へ変えていく事も面白いのではと考えました。ドヤ街には飲み屋にパチンコ屋、競輪の場外中継所など、娯楽が隣接しています。生活保護費を受給した直後に娯楽へと向かう人もいるようです。今の世の中、お金を使わずに空いた時間を堪能できる人のほうがまれであると思います。ましてやこの環境では無駄遣いを止めましょうなど、心動かす代替え策を提示しない限り言えません。

この寿の企画も念頭に試みてから、続けていける事を願っています。23日で今年のソケリッサ!の練習は最後になります。お時間ある方はのぞきに来てください。あわせて寿町へのメンバーの交通費カンパもお待ちしています。


マンスリー会員・カード振込のご寄付案内

ソケリッサグッズ販売サイト: SOKEBUTUソケぶつ