身体の見え方

おじさん達と人前で踊る場合、自分自身の存在の仕方は大きなポイントになります。
観客には路上生活者とそうでない身体の違いは当然目に映ると思います。

その関係性に何を見出すのは観客それぞれの捉え方でもありますが、路上生活をしている身体にしみこむ歴史と、踊りを踊る機能として組み立てた身体の歴史には、根本的な部分で異なる身体のリアリティあります。

出演者が路上生活者のおじさん達だけではない事はとても重要な部分で
単一な同情的目線ではない芸術作品としてあるために、身体の違いは想像力を膨らませる効果があるということを感じています。

おじさん達はプロダンサーではなく、供にひょうひょうと踊っているように
見えるかもしれませんが、硬い路上で生きてきた歴史のある身体と並び
人前に立つ時に、私はどう在るべきだろうかと実は悩むのです。

さて思考が悩むと踊りも悩んだ踊りになります・・・

人は良く出来ていますね。

悩んでも解決しないことはさっさと切り上げ寝るに限ります。

一番下の写真:本日手伝いに来てくれた中西くんです。
自分の活動も忙しい中、手伝いに来てくれます。素晴らしい青年です。
2010年5月7~9日に中野区のRAFTでソロ公演を行うので
是非ご覧下さい。

「道化娼年ダンスソロ:屠(ほふる)」

7日19時半~
8日19時半~
9日18時~

料金:1800円

予約先:masahiro-n@ac.auone-net.jp    

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